Accel-Mart Quick チュートリアルガイド 第14版 2023-02-08

4.2.1. 簡単なワークフローを作成する

このチュートリアルでは、ワークフローを作成するために必要な基本的な手順について解説します。
ワークフローは申請経路となるルートを定義し、ノードに紐づいたフォームを設定することで作成できます。
作成するワークフローは「ワークフローの申請から承認までを試す 」で申請したものと同じ内容です。
ワークフローを作成するユーザのロールには「Accel-Mart Quick ワークフロー管理者」を設定する必要があります。
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図:作成するフロー

コラム

ユーザへのロールの設定方法は以下を参照してください。

4.2.1.1. ワークフローの名前を登録する

作成するワークフローの名前を登録します。
ここで登録した名前は、申請するフローを選択する画面で表示されます。
  1. メニューの「管理」→「ノーコード開発」→「ワークフロー設定」から、「IM-BIS-更新履歴」画面を表示します。

  2. 「新規登録」ボタンをクリックします。

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    図:「IM-BIS-更新履歴」
  3. 「IM-BIS-新規登録」画面が開かれるので、ルート作成方法に「新規にルートを作成する」を選択します。

  4. BIS名に「【チュートリアル】直線申請フロー」を入力します。

  5. 「登録」ボタンをクリックします。

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    図:「IM-BIS-新規登録」
  6. 「ルート定義 - バージョン - 新規作成」画面が開かれます。

4.2.1.2. ルート定義を設定する

ルート定義を設定します。
ルートとはワークフローを申請する際に通る経路のことをいいます。
  1. 一番左の「承認/処理」アイコンをドラッグ&ドロップで配置します。

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    図:ノードの配置方法

    コラム

    • ノード
    申請経路(ルート)に配置するアイコンのことを「ノード」といいます。
    「開始」「終了」「申請/処理開始」は必ず初めから配置されていますが、その他のノードは上のパレット部分からドラッグ&ドロップで自由に配置できます。
  2. 配置した各アイコン同士を接続するために、アイコンの右上にマウスを重ねて「+(プラス)」を表示します。

  3. 「+(プラス)」から次の「承認/処理」までドラッグして、アイコン同士を接続します。

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    図:ノードの接続方法
  4. 「申請/処理開始」アイコンをクリックします。

  5. 「ノード名」に「申請者」と入力します。

  6. 入力後にフォーカスアウトすると、ルート図上の名称の表示が変わることが確認できます。

  7. 「申請者」の「処理対象者」の下にある「検索」をクリックします。

  8. ロールの左の search_icon をクリックします。

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    図:処理対象者の設定方法
  9. 「ロール検索」画面が開かれるので、「検索」ボタンをクリックしてロールを表示します。

  10. 「Accel-Mart Quick 利用者」を選択して、「決定」ボタンをクリックします。

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    図:「ロール検索」
  11. これで、「Accel-Mart Quick 利用者」がこのワークフローを申請できるようになりました。

  12. 同様の手順で、「承認/処理」アイコンをクリックして、ノード名を「承認者」に変更します。

  13. 「承認者」の「処理対象者」に「申請者」を選択します。

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    図:処理対象者の設定方法
  14. これで、申請者がこのワークフローを承認できるようになりました。

  15. 「登録」ボタンをクリックして、ルート定義を登録します。

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    図:「ルート定義 - バージョン - 新規作成」
  16. 「IM-BIS-フロー編集」画面が開かれます。

コラム

  • 処理対象者
申請経路(ルート)で申請や承認を行えるユーザの条件を表します。
このチュートリアルでは、ロールや申請者を指定していますが、組織や役職、申請者の所属組織の役職など複雑な条件を指定できます。

4.2.1.3. フォームを設定する

「申請者」で申請するための画面を設定します。
フォームとは申請する際に表示する画面のことをいいます。
このチュートリアルではテンプレートを使用していますが、ツールキットなどを利用して項目を組み立てることで様々な画面を作成できます。
  1. 「申請者」アイコンをダブルクリックして、「フォーム-登録」画面を表示します。

  2. フォーム名に「通勤交通費支給申請書フォーム」と入力し、「登録」ボタンをクリックします。

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    図:「フォーム-登録」
  3. 「フォーム編集」画面が開かれるので、画面の右上の「テンプレート」をクリックします。

  4. 「テンプレート一覧」が表示されます。

  5. 「サンプル集-人事部門」をクリックして、「通勤交通費支給申請書」のメインフォームをドラッグ&ドロップで配置します。

  6. 「更新」をクリックして、フォームの内容を保存します。

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    図:「フォーム編集」
  7. 「通勤交通費支給申請書フォーム」が完成しました。

4.2.1.4. 申請画面の画面設定を他の画面と共有する

ここまでの手順で作成した画面を、「承認者」の承認時にも参照できるように設定します。
画面はノードごとに異なる内容を設定できますが、「共有」することで申請する際に入力した内容を保持した画面を承認する際に表示できます。
  1. 「申請者」アイコンを右クリックして、「共有」をクリックします。

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    図:「IM-BIS-フロー編集」
  2. 「承認者」アイコンを右クリックして、「貼り付け」をクリックします。

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    図:「IM-BIS-フロー編集」

    コラム

    • 共有
    フローで同じ画面を申請や承認などで共通して設定するための機能です。
    この機能で設定された画面は共通の内容となるため、1つのノードで変更した内容は、共有を設定した他のノードにも反映されます。
  3. 最後に「定義の反映」をクリックしたら、ワークフローは完成です。

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    図:「IM-BIS-フロー編集」

注意

  • 定義の反映
フローの作成の最後に必要な処理を実行します。
この処理を行わないと、申請や承認したときにエラーが発生する場合があります。
また、作成後に変更した場合も必ず最後に「定義の反映」を実行するようにしてください。

4.2.1.5. ワークフローを申請する

作成したワークフローを実際に申請し、動作を確認します。
  1. メニューの「申請」から、「申請一覧」画面を表示します。

  2. 「【チュートリアル】直線申請フロー」を選択します。

  3. 「通勤交通費支給申請書」画面が開かれるので、「申請情報」に任意の値を入力します。

  4. 「申請」ボタンをクリックします。

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    図:「通勤交通費支給申請書」
  5. 「【チュートリアル】直線申請フロー-申請者」ダイアログが開かれるので、「申請/処理開始」ボタンをクリックします。

  6. ワークフローが申請され、処理が開始されます。

4.2.1.6. 案件を承認する

  1. メニューの「承認」から「案件一覧」画面を表示します。
  2. 申請したワークフローにマウスカーソルを重ねて、「処理」アイコンをクリックします。
  3. 「承認」ボタンをクリックします。
  4. 「【チュートリアル】直線申請フロー-承認者」ダイアログが開かれるので、「承認/処理」ボタンをクリックします。
  5. 案件が承認されました。