Accel-Mart Quick チュートリアルガイド 第14版 2023-02-08

4.3.5. 確認を含むワークフローを作成する

このチュートリアルでは、確認を含むワークフローを作成する方法を解説します。
また、作成後は実際にどのように動作するのか確認します。
確認には「確認」ノードを利用します。
「確認」ノードの処理対象者は、案件の進行に影響を与えずに対象の案件の状態を確認できます。
ワークフローを作成するユーザのロールには「Accel-Mart Quick ワークフロー管理者」を設定する必要があります。
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図:作成するフロー

コラム

ユーザへのロールの設定方法は以下を参照してください。

コラム

  • 「参照者設定」との違い
「確認」ノードの処理対象者は、接続したノードの処理完了後から案件を確認できます。
また、確認した履歴が「履歴情報」に残ります。
これに対して「参照者設定」に設定されたユーザは、対象の案件全体の状態を参照できます。
また、参照した履歴は「履歴情報」に残りません。
「参照者設定」の詳細は「参照者を設定する」を参照してください。

4.3.5.1. 想定されるユースケース

資格取得のための教科書購入を申請する際、重複購入を防ぐため経理部以外にも購入内容を確認させその履歴を残したい場合などにご使用いただけます。

4.3.5.2. 事前準備

このチュートリアルでは動作確認をするうえで「Accel-Mart Quick 利用者」を設定したユーザが2人必要です。
1人はワークフローを申請・承認するユーザ、もう1人は案件を確認するユーザです。

コラム

組織が存在しない場合は、あらかじめ組織を設定してください。

4.3.5.3. ワークフローの名前を登録する

ワークフロー「【チュートリアル】確認フロー」を新規作成します。
登録方法の詳細は「簡単なワークフローを作成する」-「ワークフローの名前を登録する」を参照してください。
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図:登録するワークフロー

4.3.5.4. ルート定義を設定する

ルート定義を設定します。
  1. 「承認/処理」「確認」アイコンを図のようにドラッグ&ドロップで配置します。

    ../../../_images/confirm_3.png
    図:ノードの配置方法
  2. 配置した各アイコン同士を接続するために、アイコンの右上にマウスを重ねて「+(プラス)」を表示します。

  3. 「+(プラス)」から次の「承認/処理」「確認」までドラッグして、アイコン同士を図のように接続します。

    ../../../_images/confirm_4.png
    図:ノードの接続方法
  4. 「申請/処理開始」アイコンをクリックします。

  5. 「ノード名」に「申請者」と入力します。

  6. 入力後にフォーカスアウトすると、ルート図上の名称の表示が変わることが確認できます。

  7. 「申請者」の「処理対象者」の下にある「検索」をクリックします。

  8. ロールの search_icon をクリックします。

  9. 「ロール検索」画面が開かれるので、「検索」ボタンをクリックしてロールを表示します。

  10. 「Accel-Mart Quick 利用者」を選択して、「決定」ボタンをクリックします。

  11. これで、「Accel-Mart Quick 利用者」がこのフローを申請できるようになりました。

  12. 同様の手順で、「承認/処理」「確認」アイコンをクリックして、ノード名をそれぞれ「承認者」「確認者」に変更します。

  13. 「承認者」の「処理対象者」に「申請者」を選択します。

    ../../../_images/confirm_5.png
    図:処理対象者の設定方法
  14. 「確認者」の「処理対象者」に「ユーザ」を選択します。

  15. 「ユーザ検索」画面が開かれるので、任意のユーザを選択して「決定」ボタンをクリックします。

    ../../../_images/confirm_6.png
    図:「ユーザ検索」
  16. 「登録」ボタンをクリックして、ルート定義を登録します。

  17. 「IM-BIS-フロー編集」画面が開かれます。

4.3.5.5. フォームを設定する

「申請者」で申請するための画面を設定します。
設定方法の詳細は「簡単なワークフローを作成する」-「フォームを設定する」を参照してください。
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図:完成後のフォーム

4.3.5.6. 申請画面の画面設定を他の画面と共有する

ここまでの手順で作成した画面を、「承認者」「確認者」の承認・確認時にも参照できるように設定します。
設定方法の詳細は「簡単なワークフローを作成する」-「申請画面の画面設定を他の画面と共有する」を参照してください。
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図:共有完了後のフロー

4.3.5.7. ワークフローを申請する

作成したワークフローで、案件を確認できることを確認します。
  1. メニューの「申請」から、「申請一覧」画面を表示します。

  2. 「【チュートリアル】確認フロー」を選択します。

  3. 「通勤交通費支給申請書」画面が開かれるので、「申請情報」に任意の値を入力します。

  4. 「申請」ボタンをクリックします。

    ../../../_images/try_workflow_3.png
    図:「通勤交通費支給申請書」
  5. 「【チュートリアル】確認フロー-申請者」ダイアログが開かれるので、「申請/処理開始」ボタンをクリックします。

  6. ログアウトします。

4.3.5.8. 案件を確認する

  1. 「確認者」の「処理対象者」に設定したユーザでログインします。

  2. メニューの「承認」から「案件一覧」画面を表示します。

  3. 初期状態では「未処理」が表示されているため、「未確認(未完了案件)」を選択します。

  4. 申請した案件にマウスカーソルを重ねて、「確認」アイコンをクリックします。

    ../../../_images/confirm_10.png
    図:「案件一覧」
  5. 「承認」ボタンをクリックします。

  6. 「【チュートリアル】確認フロー」ダイアログが開かれるので、「コメント」に任意の内容を入力します。

  7. 「確認」ボタンをクリックします。

    ../../../_images/confirm_11.png
    図:「【チュートリアル】確認フロー」
  8. 案件を確認できました。

4.3.5.9. 確認履歴を確認する

案件の状態を確認した履歴情報を確認します。
  1. メニューの「申請」から、「申請一覧」画面を表示します。

  2. 初期状態では「未処理」が表示されているため、「確認済(未完了案件)」を選択します。

  3. 確認した案件にマウスカーソルを重ねて、「履歴」アイコンをクリックします。

    ../../../_images/confirm_12.png
    図:「案件一覧」
  4. 「履歴情報」画面が開かれるので、show_confirmation_icon をクリックします。

  5. 「確認者」ノードの履歴が確認できます。

    また、「【チュートリアル】確認フロー」ダイアログで「コメント」に入力した内容が確認できます。
    ../../../_images/confirm_13.png
    図:「履歴情報」