Accel-Mart Quick チュートリアルガイド 第14版 2023-02-08

10.9.11. 過去案件削除処理

過去案件削除処理は、ワークフローの過去案件を削除した際に実行される業務ロジックです。
以下のタイミングで実行されます。
  • ワークフロー管理者が「案件削除」を行ったとき
  • 業務ロジックで「Workflow案件情報削除」タスクが実行されたとき

10.9.11.1. 利用例

  • 案件削除時に、申請時にWebデータベースに登録した内容を削除する

10.9.11.2. 業務ロジックの概要

過去案件削除処理の業務ロジックを新規作成すると、初期状態では以下の図のように設定されています。
タスクを追加し、実現したい業務ロジックを作成してください。
../../../_images/active_matter_delete_process_1.png
図:業務ロジックの初期状態
過去案件削除処理の業務ロジックには、「業務データ取得」タスクが初期配置されています。
当該タスクで、ワークフローのフォームへの入力情報を取得します。
業務ロジック内でフォームの入力情報を使用したい場合は、「業務データ取得」タスクの返却値を利用してください。

注意

過去案件削除処理は、ワークフローのデータベーストランザクション内で実行されます。
そのため、業務ロジックの中で独自にデータベーストランザクション制御を行うことはできません。
JavaScriptユーザ定義タスクで、データベーストランザクション制御を伴う処理は実施しないでください。

10.9.11.3. 入力値

入力値 説明
imwArcMatterDeleteProcess<object> 過去案件削除処理情報
- tenantId<string>
テナントID
- localeId<string>
処理実行時のロケールID
  • ja:日本語
  • en:英語
  • zh_CN:中国語(簡体字)
- systemMatterId<string>
システム案件ID
- userDataId<string>
ユーザデータID
- archiveMonth<string>
アーカイブ年月( yyyyMM 形式)

10.9.11.4. 出力値

出力値 必須/任意 説明
error<boolean> 必須
エラーフラグ
true を指定した場合、当処理をエラー終了します。
処理が正常に終了した場合は false を設定してください。
message<string> 任意
指定したメッセージを例外ログとして出力します。
ロケールごとにメッセージを用意する必要がなければこのプロパティを利用してください。
localizedMessages<object> 任意
指定したメッセージを例外ログとして出力します。
過去案件削除処理のコンテキストから解決されたロケールに一致するメッセージを使用します。
message が指定されている場合はこのプロパティは使用されません。
- ja<string> 任意 日本語ロケールメッセージ
- en<string> 任意 英語ロケールメッセージ
- zh_CN<string> 任意 中国語ロケールメッセージ

10.9.11.5. 定数

定数ID 説明
FALSE 出力値 error へのマッピングに利用する定数です。
imfrApplicationId
アプリケーションID
「ファイルアップロード情報取得」タスクの入力値等に使用します。
imwFlowId フローID

10.9.11.6. ユーザ定義タスク

過去案件削除処理作成時に初期配置される「業務データ取得」タスクに関する情報です。

コラム

「業務データ取得」タスクは「Forma登録情報定義」という種類のユーザ定義です。
「ノーコード開発業務ロジック」というユーザカテゴリに業務ロジック名と同じユーザ定義名で登録されます。

10.9.11.6.1. 入力値

入力値 説明
insertId<string>
データ登録ID
業務ロジック入力値の userDataId を設定してください。

10.9.11.6.2. 出力値

入力値 説明
formaItemInfo<object>
画面アイテム入力情報
フォームの各画面アイテムの入力情報を保持するオブジェクトです。
配下のパラメータ名は画面アイテムのフィールド識別IDです。
複数項目選択可能な画面アイテム(「チェックボックス」、「リストボックス」)は選択された値をカンマ区切りにして値が設定されます。
formaTableItemInfo<object>
テーブル系画面アイテム入力項目
配下にテーブル識別IDをパラメータ名とするオブジェクトの配列を保持します。
formaSystemInfo<object> システム情報
- imfr_sd_insert_id<string> データ登録ID
- imfr_sd_application_id<string> アプリケーションID
- imfr_sd_application_no<long> アプリケーション履歴番号
- imfr_sd_version_no<long> バージョン
- imfr_sd_create_date<date> 登録日時
- imfr_sd_create_user_cd<string> 登録者ユーザコード
- imfr_sd_record_date<date> 更新日時
- imfr_sd_record_user_cd<string> 更新者ユーザコード
- imfr_sd_preserve_flag<string>
一時保存フラグ
  • 1:一時保存
  • 0:一時保存でない