10.9.6. 案件開始処理¶
案件開始処理は、ワークフローの案件が開始する際に実行される業務ロジックです。
以下のタイミングで実行されます。
- 申請者が「申請」を行ったとき
- 業務ロジック等を使用して案件の「起票」を行ったとき
10.9.6.1. 利用例¶
- 案件開始時に定型文をメールで送信するワークフローを作成する
10.9.6.2. 業務ロジックの概要¶
案件開始処理の業務ロジックを新規作成すると、初期状態では以下の図のように設定されています。
タスクを追加し、実現したい業務ロジックを作成してください。
注意
案件開始処理は、ワークフローのデータベーストランザクション内で実行されます。
そのため、業務ロジックの中で独自にデータベーストランザクション制御を行うことはできません。
JavaScriptユーザ定義タスクで、データベーストランザクション制御を伴う処理は実施しないでください。
10.9.6.3. 入力値¶
入力値 説明 imwProcessCommon<object> ワークフローに関するパラメータを保持します。 - localeId<string> 処理実行時のロケールID
- ja:日本語
- en:英語
- zh_CN:中国語(簡体字)
- tenantId<string> テナントID- applyBaseDate<string> 申請基準日( yyyy/MM/dd 形式)- parameter<string> 当業務ロジックのロジックフロー情報を表すパラメータ- targetLocales<string[]> システムで利用しているロケールID- contentsId<string> コンテンツID- contentsVersionId<string> コンテンツバージョンID- routeId<string> ルートID- routeVersionId<string> ルートバージョンID- flowId<string> フローID- flowVersionId<string> フローバージョンID- processDate<string> 処理日( yyyy/MM/dd 形式)- systemMatterId<string> システム案件ID- userDataId<string> ユーザデータID
10.9.6.4. 出力値¶
出力値 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
error<boolean> | 必須 | エラーフラグ
true を指定した場合、当処理をエラー終了します。
処理が正常に終了した場合は false を設定してください。
|
message<string> | 任意 | 指定したメッセージをエラーメッセージとして画面に表示します。
ロケールごとにメッセージを用意する必要がなければこのプロパティを利用してください。
|
localizedMessages<object> | 任意 | 指定したメッセージをエラーメッセージとして画面に表示します。
案件開始処理のコンテキストから解決されたロケールに一致するメッセージを使用します。
message が指定されている場合はこのプロパティは使用されません。
|
- ja<string> | 任意 | 日本語ロケールメッセージ |
- en<string> | 任意 | 英語ロケールメッセージ |
- zh_CN<string> | 任意 | 中国語ロケールメッセージ |
10.9.6.5. 定数¶
定数ID 説明 FALSE 出力値 error へのマッピングに利用する定数です。 imfrApplicationId アプリケーションID「ファイルアップロード情報取得」タスクの入力値等に使用します。imwFlowId フローID