10.9.10. 完了案件削除処理¶
完了案件削除処理は、ワークフローの完了案件を削除した際に実行される業務ロジックです。
以下のタイミングで実行されます。
- ワークフロー管理者が「案件削除」を行ったとき
- 業務ロジックで「Workflow案件情報削除」タスクが実行されたとき
10.9.10.1. 利用例¶
- 案件削除時に、申請時にWebデータベースに登録した内容を削除する
10.9.10.2. 業務ロジックの概要¶
完了案件削除処理の業務ロジックを新規作成すると、初期状態では以下の図のように設定されています。
タスクを追加し、実現したい業務ロジックを作成してください。
完了案件削除処理の業務ロジックには、「業務データ取得」タスクが初期配置されています。
当該タスクで、ワークフローのフォームへの入力情報を取得します。
業務ロジック内でフォームの入力情報を使用したい場合は、「業務データ取得」タスクの返却値を利用してください。
注意
完了案件削除処理は、ワークフローのデータベーストランザクション内で実行されます。
そのため、業務ロジックの中で独自にデータベーストランザクション制御を行うことはできません。
JavaScriptユーザ定義タスクで、データベーストランザクション制御を伴う処理は実施しないでください。
10.9.10.3. 入力値¶
入力値 説明 imwCplMatterDeleteProcess<object> 完了案件削除処理情報 - tenantId<string> テナントID- localeId<string> 処理実行時のロケールID
- ja:日本語
- en:英語
- zh_CN:中国語(簡体字)
- systemMatterId<string> システム案件ID- userDataId<string> ユーザデータID
10.9.10.4. 出力値¶
出力値 | 必須/任意 | 説明 |
---|---|---|
error<boolean> | 必須 | エラーフラグ
true を指定した場合、当処理をエラー終了します。
処理が正常に終了した場合は false を設定してください。
|
message<string> | 任意 | 指定したメッセージを例外ログとして出力します。
ロケールごとにメッセージを用意する必要がなければこのプロパティを利用してください。
|
localizedMessages<object> | 任意 | 指定したメッセージを例外ログとして出力します。
完了案件削除処理のコンテキストから解決されたロケールに一致するメッセージを使用します。
message が指定されている場合はこのプロパティは使用されません。
|
- ja<string> | 任意 | 日本語ロケールメッセージ |
- en<string> | 任意 | 英語ロケールメッセージ |
- zh_CN<string> | 任意 | 中国語ロケールメッセージ |
10.9.10.5. 定数¶
定数ID 説明 FALSE 出力値 error へのマッピングに利用する定数です。 imfrApplicationId アプリケーションID「ファイルアップロード情報取得」タスクの入力値等に使用します。imwFlowId フローID
10.9.10.6. ユーザ定義タスク¶
完了案件削除処理作成時に初期配置される「業務データ取得」タスクに関する情報です。
コラム
「業務データ取得」タスクは「Forma登録情報定義」という種類のユーザ定義です。
「ノーコード開発業務ロジック」というユーザカテゴリに業務ロジック名と同じユーザ定義名で登録されます。
10.9.10.6.1. 入力値¶
入力値 説明 insertId<string> データ登録ID業務ロジック入力値の userDataId を設定してください。
10.9.10.6.2. 出力値¶
入力値 説明 formaItemInfo<object> 画面アイテム入力情報フォームの各画面アイテムの入力情報を保持するオブジェクトです。配下のパラメータ名は画面アイテムのフィールド識別IDです。複数項目選択可能な画面アイテム(「チェックボックス」、「リストボックス」)は選択された値をカンマ区切りにして値が設定されます。formaTableItemInfo<object> テーブル系画面アイテム入力項目配下にテーブル識別IDをパラメータ名とするオブジェクトの配列を保持します。formaSystemInfo<object> システム情報 - imfr_sd_insert_id<string> データ登録ID - imfr_sd_application_id<string> アプリケーションID - imfr_sd_application_no<long> アプリケーション履歴番号 - imfr_sd_version_no<long> バージョン - imfr_sd_create_date<date> 登録日時 - imfr_sd_create_user_cd<string> 登録者ユーザコード - imfr_sd_record_date<date> 更新日時 - imfr_sd_record_user_cd<string> 更新者ユーザコード - imfr_sd_preserve_flag<string> 一時保存フラグ
- 1:一時保存
- 0:一時保存でない